第7回 わだつみフォーラム 日中戦争 ― 文学作品を通して考える ― 火野葦平石川達三『生きている兵隊』を中心に― お 話 作家 彦坂 諦 氏 講師の言葉 あの15年戦争の時代、ふつうの日本人が大量に中国に送りこまれ、ふつうの中 国人と接触した。この二つの民族の庶民のあいだで、おたがいの行動のなかのな にがどのように記憶されているのか? これを手がかりとして、あの戦争という 状況をひとりひとりの人間がどのように生きえたのか、生きえなかったのか、ご いっしょに考えたいと思います。 *文学講座ではありませんから必須ではありませんが、『麦と兵隊』は新潮文 庫(1953年)、『生きている兵隊』は中公文庫(1999年)で今でも読むことがで きます。 *日中戦争に関する参考図書 富士正晴『帝国陸軍に於ける学習・序』(六興出版1981) 富士正晴『駄馬横光号』(六興出版1980) 堀田善衛『時間』(新潮文庫1957) 笠原十九司『南京事件論争史(日本人は史実をどう認識してきたか)』 (平凡社新書、2007) 日 時 2011年4月24日(日) 12:00〜16:30(開場11:00) 場 所 わだつみのこえ記念館 1階 参加費 無 料 プログラム ◆ビデオ上映 12時〜13時10分 「戦ふ兵隊」(亀井文夫監督 1939年 東宝 66分) *上映不許可となった作品。記念館所蔵映像資料) 休憩・昼食 13時10分〜55分 ◆お話・質疑 14時〜16時30分 *講師紹介:彦坂諦(ひこさか・たい) 1933年生。作家。著書に『シリーズ 〈ある無能兵士の軌跡〉』第1部『人はどのようにして兵となるか』『第3部『ひ とはどのようにして生きのびるか』など全九巻(柘植書房)、『餓死の研究』 (立風書房)、『男性神話』』(径書房)、『無能だって? それがどうし た?!』(梨の木舎)、『九条の根っこ』(れんが書房新社)など多数。 共催 日本戦没学生記念会(わだつみ会) わだつみのこえ記念館. |
最新ニュース >